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LMC Championships 2009


準決勝: 渡辺 竜二(千葉) vs 山下 秀敏(東京)

Written by Hiroya Wada

今年で 2 回目の開催となる LMC チャンピオンシップ。73 人という参加者の中勝ち抜いてきたプレインズウォーカーは 4 人に絞られた。準決勝、その片方の試合をお届けしよう。

山下、渡辺共に操るデッキはジャンドデッキ。同系戦を意識し白をタッチした構成となっている。環境最強との呼び名高いジャンドデッキのミラーマッチを制するのは一体どちらなのだろうか。

Game 1

渡辺 竜二
渡辺 竜二

先手後手が重要と語る渡辺、ダイスロールに勝利し先攻。

《野蛮な地》

《沼》

《山》

《新緑の地下墓地》

《荒廃稲妻》

《大貂皮鹿》

《大渦の脈動》

という 7 枚のハンドをキープ。一方の山下はマリガンを選択したあと、

《竜髑髏の山頂》

《平地》

《ジャングルの祭殿》

《大渦の脈動》

《大渦の脈動》

《瀝青破》

という 6 枚のハンドをやむなくキープ。ゲームは開始された。

お互いに土地を並べ合う最序盤。先に動いたのは先手 3 ターン目の渡辺。ハンドにある《大貂皮鹿》……ではなく《荒廃稲妻》をキャストし山下のハンドから《チャンドラ・ナラー》《大渦の脈動》を叩き落とすと、土地を置いてターンを返すのみの山下を尻目に、

《大貂皮鹿》

《大貂皮鹿》!!

《野生語りのガラク》!!!

と攻勢を緩める気がまったくない。一方の山下は土地が 4 枚で止まってしまい守勢に回らざるを得ない。《荒廃稲妻》《芽吹くトリナクス》と抵抗を試みるものの、都合 3 枚の《大貂皮鹿》を引き込んだ渡辺を前に、次ゲームの準備を始めるのだった。

渡辺 1 - 0 山下


両者のサイドボーディング(以降サイドチェンジ無し)

渡辺

out
4 《朽ちゆくヒル》
1 《稲妻》
2 《大渦の脈動》
in
4 《ゴブリンの廃墟飛ばし》
2 《思考の大出血》
1 《チャンドラ・ナラー》

山下

out
1 《大渦の脈動》
2 《終止》
2 《チャンドラ・ナラー》
1 《稲妻》
in
2 《捕らえられた陽光》
1 《大貂皮鹿》
3 《天界の粛清》

《ゴブリンの廃墟飛ばし》を 4 枚、《思考の大出血》を 2 枚サイドインする渡辺。ライフだけでは無く、ハンド・マナすべてを攻める意志が感じられる。

一方の山下は相手のパーマネントに対処出来るスペルを入れ替えると同時に、続唱呪文を追加しアドバンテージで差を付ける戦略。同じジャンドデッキでありながら、まったく異なるサイドボーディングに両者のストラテジーの違いが伺える。

そして、まったく異なる戦略を持ちつつもここまで勝ち上がってくる、この“ジャンド”と呼ばれるアーキタイプが環境最強であることは、今日この LMC チャンピオンシップのトップ 8 中 6 人がジャンドデッキであることからも証明されたと言えるだろう。

さて、少々脱線したが、視点を戦場に戻そう。

Game 2

山下 秀敏
山下 秀敏

先手の山下が 3 ターン目に《大貂皮鹿》をキャストすると返す渡辺も《大貂皮鹿》で応えるが、土地が 3 枚で止まってしまう。

すかさず《血編み髪のエルフ》(続唱は《芽吹くトリナクス》)をキャストし攻勢を緩めない山下に対し、渡辺は 3 枚の土地から《芽吹くトリナクス》で抵抗を試みるも、これにはすかさず《天界の粛清》が。

1 ターン遅れて引き込んだ 4 枚目の土地から《血編み髪のエルフ》(続唱:《荒廃稲妻》)で反撃する渡辺だが、山下が 2 枚目の《血編み髪のエルフ》を戦場に送り出すと、GAME 3 へと気持ちを切り替えるのだった。

渡辺 1 - 1 山下


Game 3

両者共に力強い回りと先手の利を生かして勝ち取った Game 1、Game 2。勝負の行方は 3 本目にもつれこんだ。しかし、これもまたマジックなのか。1 マリガン後、

《沼》

《風変わりな果樹園》

《荒廃稲妻》

《荒廃稲妻》

《大貂皮鹿》

《大渦の脈動》

というハンドをキープした渡辺をマナスクリューが襲う。《大貂皮鹿》《復讐のアジャニ》と展開する山下に対し、土地が 2 枚で止まってしまいディスカードまで余儀なくされる渡辺は、為す術なく崩れ落ちるのだった。

渡辺 1 - 2 山下


山下 秀敏がジャンドデッキのミラーマッチを制し決勝進出!!

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