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LMC Championships 2009


準決勝: 増野 良輔(茨城) vs 萩原 紀幸(千葉)

Written by Daisuke Kawasaki

昨シーズン、「魔界」の通称とともに、全国区で有名になった千葉コミュニティ。

対外的に考えれば、千葉コミュニティの顔はやはり、「魔王」三原や「番人」三田村、といったあたりなのだろうが、こと、中に向かって考えれば、昨シーズンの千葉の顔はやはり増野 良輔(茨城)であったといって差し支えないだろう。

なにせ、通年でのポイントレース最上位者に与えられる「ミスター LMC」という称号を獲得していたのだから。

その増野が、今シーズンはミスターの座を田部に譲った。

何故か。

その答えが、今、目の前にある。

増野は、ミスターの座をフェイクとして、今年は LMC Championship を取りに来たのだ。「魔界のヒール代表」増野の野望達成まであと、2 試合。

対するは「元祖一没の帝王」萩原 紀幸(千葉)。

萩原 「トップ 8 プロフィールの写真で、プロツアー・オースティンのシミチン(清水 直樹)さんの写真のマネをしたかいあって、シミチンさん同様一没を回避できましたよ!」

萩原は気がついているのかいないのか知らないが、はっきりいって、それは 2 没の負けフラグである。

なんにしろ、スイスラウンドでは田部との「負けた方が真の一没の帝王」マッチで勝利し、「一没の帝王」のふたつ名を押しつけた萩原と、ミスター LMC の名誉をいったんは田部に預けた増野の対戦。

壁を破った萩原は、増野の野望を阻止することができるのか。

Game 1

「ヒール」増野 良輔(茨城)
「ヒール」増野 良輔(茨城)

萩原がダイスふたつをふって、3。増野はひとつめのダイスで余裕の 4 で先手を取る。

お互いにマリガンのないスタート。増野は《陽花弁の木立ち》タップインから、2 ターン目に《貴族の教主》をキャスト。そして、3 ターン目に 4 マナで《野生語りのガラク》をキャストすると、土地をアンタップし、忠誠カウンターを増やしてターンエンド。

返しに、萩原は《荒廃稲妻》をキャストし、《野生語りのガラク》の忠誠カウンターを減らそうとするが、ここには増野の《否認》がバチリとはまる。

そして、続くターンに《悪斬の天使》をキャストし、《野生語りのガラク》から 3/3 トークンを生み出してターンエンド。

こうして、忠誠カウンターが 3 となった《野生語りのガラク》を 2 枚目の《荒廃稲妻》で破壊する事に成功した萩原だったが、《悪斬の天使》がどうにもならない上に、増野のディスカードしたカードは土地と《極楽鳥》というあまり影響のない 2 枚。

増野は一気に 8 点のダメージを稼ぎだす。返しで萩原は《大貂皮鹿》をキャストし、3/3 トークンと相打ち。続いて《野生語りのガラク》ををキャストする萩原なのだが…《悪斬の天使》相手の対抗策を引くことができないまま、Game 1 は終了した。

増野 1 - 0 萩原


Game 2

後手の増野が《極楽鳥》から、2 ターン目《ロウクスの戦修道士》というスタート。

対して、萩原は 3 ターン目に必殺サイドボードである《精神腐敗》

ここで増野は《極楽鳥》《否認》をディスカードするのだが、続いて 3 ターン目に《数多のラフィーク》をキャストし、二段攻撃で強烈な一撃を萩原に。まごうことなきブン回りパターンである。

赤マナに不安のあった萩原はここで《竜髑髏の山頂》をひき、赤マナを引き当てるのだが、増野は返しに《数多のラフィーク》《ロウクスの戦修道士》で攻撃。《終止》《ロウクスの戦修道士》を除去したものの、増野は続いて《悪斬の天使》をキャストする。

2 枚目の《終止》を構えてターンを返す萩原。

だが、増野のブン回りは、殿堂プレイヤー Oliver Ruel(フランス)も認めるだけのものだ。

萩原「ちくしょーなんでだー」
萩原「ちくしょーなんでだー」

《不屈の随員》をキャストする増野。時が止まる萩原。ギャラリーからは「ちくなん(注:ちくしょーなんでだーの略)まだ?ちくなんまだ?」の煽りがはいる。

《不屈の随員》にスタックして、《数多のラフィーク》《終止》する萩原だったが、自身のターンにドローをした後、ギャラリーの期待に応える事とする。

すなわち「ちくしょーなんでだー」

増野 2 - 0 萩原


増野、野望達成まであと 1 試合。

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